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【歴史】ヘロドトス「歴史」を読み解く 上巻6頁から10頁

2021年5月25日

ヘロドトス 歴史

ヘロドトス「歴史」を自分なりの解釈で読みといた記事です。

この「歴史」を読む上で特に苦労するのが地名および人名の多さです。たとえば原文を見てみると

ーカンダウレスという人物は、ギリシアではミュルシロスの名で呼ばれているが、アルカイオスの子ベロスの子ニノスを父とするアグロンが、ヘラクレス家の一統でサルディスの王となった最初の人物であるが、ミュルソロスの子カンダウレスはその最後の王であったー

こうなっていますので、人物の相関図の把握にかなり苦労をします。

そんなこんなで、今回は第1巻216頁の6頁〜10頁までを読み解いていきます。

今から2500年前に記録された物語や伝承をお楽しみください。

ポイント

今回はギリシア人を統治したクロイソスについて説明を少々します、そしてクロイソスの祖先ギュゲスとその主カンダウレスについて書いてあります。


六頁 ギリシア人を統治した「クロイソス」について

リュディア人のクロイソスは、ギリシア人を征服して貢物を強い、また友好関係を結んだ最初の異邦人だった。

ヘロドトス クロイソス

クロード・ヴィニョン画『リュディアの農民から貢ぎ物を受けるクロイソス 出典:https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=560202による

彼は、アジアを含む様々な民族を征服する一方で、ラケダイモン(有名なスパルタはこう呼ばれていた)とは友好関係を結んだ。

クロイソスの統治以前は、すべてのギリシア人が自由でした。

クロイソス統治より前にも侵略を受けた事はあったが、それは国を征服しようというよりは単に掠奪目的の侵入にすぎなかった。

七頁 ヘラクレス家最後の王「カンダウレス」

そもそもこの地方はヘラクレス家が主権を握っていた。

どのように先程のクロイソス一門が主権を手に入れたかをお話しよう。

 

リュディア地方について

ヘロドトス リュディア

リュディア王
ー紀元前680年カンダウレス *重要人物 7頁
紀元前680ー640ギュゲス *重要人物 9頁
アルディス
サデュアッテス
アリュアッテス
紀元前560ー547クロイソス *重要人物6頁

 

古代都市サルディス、初代王はアグロンで最後の王となったのがカンダウレス(ヘラクレス家)であった。

初代王アグロン以前はリュディア人が君臨していたが、神託によりヘラクレス家の一族が主権を委任された。

22代505年間もの間ヘラクレス家の主権は続き、カンダウレスの代となった。

八頁 カンダウレスが部下にかけた魔法言葉(よく見るタイトル風)

このカンダウレスは、自分の妻(以下妃)を溺愛し最高の美女と信じていた。

カンダウレスに仕えるギュゲスというお気に入りの部下がいたが、このギュゲスに妃の素晴らしさをいつも自慢していた。

その後間もなく、このカンダウレスは悲惨な目に遭う宿命だったのであろうか・・・、ギュゲスにこんな事を言った。

カンダウレス「ギュゲスよ、お前は妃の容貌についても話しても信じてくれないな・・・、いかさま人間は眼ほどには耳を信用しないというからな、よし私の妻が着物を脱いだところを見てみるがよい。」

ギュゲス「殿様、私にとって主君であるお妃様の素肌を見よとは、何と分別のないお言葉でしょうか。女と申すものは下着とともに恥じらいの心も脱ぎ去るものです(下着を脱ぐと他人から払われる敬意をも剥ぎ取られるという説もある)。私どもが則らなければならぬ名言が古人によって言われております、「己のもののみを見よ」という言葉です。私はお妃様がこの世で最高の美女であらせられる事は確信しております。なのでそのような事を求めないでください。」

九頁 カンダウレス、すごい名案を思いつく

カンダウレス「ギュゲスよ、案ずることはない。私がお前を試そうと思いこのような事を言ったのではないか?と恐れる必要もないし、妃から責められる事を心配しなくてもよい。お前に見られても妃が気づかないようにしておくから安心しなさい。まずお前をわしらの寝室に入れて開けたてた扉の後ろに潜まして置く、私と妃も後から寝室に入るが妃は身につけたものを一つ一つ椅子の上に脱ぐから、おまえはそれをゆっくり眺めなさい。妃が服を脱ぎベッドに向かう為に背中を向けた時に、見つからないように扉の外に出るのだぞ。」

十頁 ギュゲス覚悟を決める→結果 妃に見つかる

ギュゲスは拒みきれなかったので覚悟を決めた。カンダウレスは打ち合わせ通りギュゲスを寝室に連れ込みんだ。そしてギュゲスは妃が部屋に入り着物を置くさまを眺めた。そして打ち合わせ通り妃がベッドに向かう為に背を向けた際に室外へ去ろうとした、が妃はギュゲスが抜け出すところを見てしまった。妃はそれが夫カンダウレスの仕業である事をはすぐに分かった、妃は恥を想ってあえて気付かぬふりをしたが、カンダウレスに必ず復讐する事を強く心に決めた。リュディア人のみならず、多くの異邦人はたとえ男でも裸身を他人に見られるのを非常に恥辱と考えていた。


この後どうなるか・・・、次回の更新をお待ちください。

参考【歴史】ヘロドトス「歴史」を読み解く 上巻1頁から5頁

ヘロドトス「歴史」を自分なりの解釈で読みといた記事です。この作品は今からおおよそ2500年前に著された歴史書であり、この功績からヘロドトスは「歴史の父」と呼ばれています。 本書の魅力を伝える事で、皆様 ...

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