彼の名前はエミール・ルレイさんです。
彼はフランスの電気技師ですが、愛用の車で砂漠を旅しているときに
砂漠の真ん中で車が故障してしまいました。
立ち往生してしまいましたが、自力でなんとかしないと砂漠の中で死ぬことになってしまいます。
絶体絶命の中、残された食料や水はわずか10日分・・・
灼熱の太陽がエミールさんの体力を奪い、暗い未来が彼に近づいていました。
そんな時、彼は諦めない強い心と柔軟な発想で「ある行動」に出たのです。
エミールさんの柔軟な発想
なんと元電気技師のエミールさんは
特別な道具を使わずに、「自分の車の中にあった工具だけでシトロエン2CVをバイクに作り直す」という行動に出ました。
その発想だけでも驚嘆すべきですが
彼はクラッシュした車の材料を再利用し
ドリルや電気工具や溶接機も使わず
10日間でバイクを組み立てました。
そしてついに、エミール・ルレイさんは、自作のモーターバイクで砂漠を脱出することに成功しました。
生還する為の時間が限られた中、困難の壁にぶち当たっても諦めず、柔軟な発想で切り抜けたのです。
この話を聞いた際に、私は大好きなロビンソン・クルーソーの小説を思い出しました。
人間はどんな困難な状況にあっても、知恵と勇気で未来を切り開く事が出来る。
平和な日本に住んでいる私達は、物質的に満たされなくても絶望する必要なんてないのです。
このエミールさんのように、勇気を持って行動すれば新しい未来が待っているはずです。
写真出典:Great Big Story
https://www.youtube.com/channel/UCajXeitgFL-rb5-gXI-aG8Q