野に咲く草花達。
そんな草花達をじっくり紹介したいと思います。
ノボロギク
基本情報
分類 | キク科ノボロギク属 |
学名 | Senecio vulgaris |
原産地 | ヨーロッパ |
大きさ | 30~50cm |
分布 | 日本全国 世界では南北アメリカ、アジア、アフリカ、オセアニア |
生息地 | 道ばた、畑、田んぼなど |
別名 | オキュークサ(お灸草)、タイショウクサ(大正草)、ダイゴロサンノカンギク、ネンジュソウ(年中草) |
花言葉 | 「一致」「合流」「遭遇」 |
誕生花 | 11月29日 |
性質 | 一年草または越年草 |
似ている花 | ボロギク(サワギク) |
名前の由来
ボロギクという植物があり、その植物に似ていたことから「野に生えるボロギク」、という意味で名付けられたそうです。「ボロ(襤褸)」とは使い古しの布切れのことを指し、開花後の冠毛に覆われた様子がボロに似ていたことからつけられたそうです。
形態・生態
葉 | つやがあり、柔らかく春菊に似た形をしている。濃緑色で柄がなく、不規則な羽状に分裂している。 |
花 | 一本の茎から筒状のつぼみが複数に枝分かれして、筒の先にぼんぼりのような黄色い花を咲かせる。つぼみを包むように変形した葉の先端と基部に、3mmほどの二等辺三角形状の黒く色づいた部分があるのが特徴。花びらは基本的にありません。稀に花びらがつくことがある。5~8月にかけてが見頃ですが、暖かい地域では一年中見ることができる。 |
実 | 果実の大きさは約2.5mm。ふわふわした綿毛を持った種ができ、タンポポのように風に乗って種は飛んでいく。 |
似ている
似ている植物 | 特徴 |
ボロギク | 草丈が1mほどあり、川地に自生している。小さなひまわりのような黄色い花をつける。 |
ベニバナボロギク | 茎の色が紅く、筒状の先から紅色の花をつける。 |
ダンドボロギク | 草丈が1mほどあり、筒状の先から黄色みのある白色の花をつける。 |
ノゲシ | ノゲシの花は香状花でノボロギクの花は筒状花。 |
食
!食べられません!
「セネシオニン」という有毒成分が含まれており、食べると嘔吐、下痢、肝障害などを引き起こす可能性もあります。
活用
・民間薬として
ヨーロッパでは民間薬としてに使用されているそうです。
月桂痛、止血、仙痛に効くとされおり、生葉のしぼり汁は痔疾、腫れ物に効くとされています。