野に咲く草花達。
そんな草花達をじっくり紹介したいと思います。
スズメノエンドウ
基本情報
分類 | マメ科ソラマメ属 |
学名 | Vicia hirsuta |
原産地 | 日本 |
大きさ | 20~50cm |
分布 | 本州から沖縄 |
生息地 | 田畑や空き地、道ばたなどの日当たりの良いところ |
別名 | ジャクヤトウ(雀野豆) |
花言葉 | 「望みは大きい」「手を繋いで歩こう」 |
誕生花 | 4月18日 |
性質 | つる性越年草 |
似ている花 | カラスノエンドウ、カスマグサ |
名前の由来
カラスノエンドウより小型であることから「烏」と対比してスズメノエンドウ(雀)と名付けられたそうです。
形態・生態
葉 | 12~14個の小葉からなる。小葉の長さは1~1.7mmで幅は2~3mm。鳥の羽を広げたように並んでいる。 |
花 | 蝶の形の花で、白色に近い淡い紫色をしている。葉のつけ根から柄の先に花が4~6個つく。4~6月に咲く。 |
実 | 豆の形をしていて、表面には細かい毛がたくさん生えている。豆果は下向きにつき、長さは0.6~1cm。豆果は熟すと黒色になり裂けて種子を弾き飛ばす。豆果の中には種子が2個入っていて、種子の直径は約3mm。円形で表面はウズラの卵のような斑紋がある。 |
似ている
違い | スズメノエンドウ | カスマグサ | カラスノエンドウ |
開花時期 | 4~5月 | 4~5月 | 3~6月 |
花色 | 薄紫色 | 淡青紫色 | 紅紫色 |
葉の形 | 先端がまっすぐ切れたように見える | 丸みがあるが、先端は尖がっている | 矢羽根のようにへこんでいる |
サヤ | 軟毛で下向きにつく | 無毛で下向きにつく | 上向きにつく |
種子の数 | 2個 | 3~6個 | 5~10個 |
食
食用、というわけではないようですが食べられるようです。
新芽、若茎、若葉、若い実、花が食べられます。秋に新芽、冬に新芽と柔らかい葉茎、春に若葉と実と遅れた新芽が食べられます。
※食べられる野草として紹介しましたが、人によっては体質に合わない方もいます。食べる時は自己責任で食べて下さい。食べてみたいけれど心配、という方は専門家に相談する事をお薦めします。