とつ先生の踊り動画準備中、こうご期待。
今回は我が家で土鍋が割れた話です。
・オリーブオイルを使用しながら踊ると危険
・調理中の土鍋のフタは意外と熱い
今回は、この2点を皆様にも知って欲しいとの思いから、急ぎ執筆いたしました。
油断大敵、猿も木から落ちる、s'il vous plaît(シル‐ブ‐プレ)。
今回もある人物の実話を、とつ先生に置き換えています。
土鍋のフタは割れるのか?
「ガシャーン!!」
我が家の台所から何かが割れた大きな音がした。
私は瞬時に、とつ先生が鍋を作ると張り切っていた事を思い出した。
「とつ先生!!」
胸が締め付けられるような感覚・・・嫌な予感がする。
私は慌てて台所に駆けつけ中を覗き込む
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台所の床には、割れた土鍋のフタが散らばり「とつ先生」が倒れていた。
「とつ先生!!とつ先生!!」
得意の死んだふりをしているとつ先生に声をかける。
私が来たことに感づいた瞬間、アザラシは猛スピードでリビングに逃げ出す。
そして台所には、割れた鍋のフタと私だけになった。
(これ片付けるの、私かな・・・)
とつ先生泣く
「ふぅ、あと少しで終わるぞ。」
私は、土鍋の破片に気をつけながら台所の床を掃除していた。
3分たった頃、こちらをチラチラ覗いている影があった。
心配そうな目でこちらを見ているアザラシ・・・
そう「とつ先生」だ。
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心配そうにこちらを伺う「とつ先生」
「スン・・・スン・・・」
とつ先生は泣いていた。
可愛いウサギの描かれた土鍋は、家族で大事にしていた物だったのだ。
割れたものは仕方がない、私はとつ先生に怪我が無かった事が嬉しかった。
「でぇじょうぶだ、ドラゴンボールで土鍋は直せる。」
土鍋を壊して落ち込んでいるとつ先生に、そう力強く声をかける。
その言葉を聞いて安心したのか、とつ先生は少し恥ずかしそうにはにかんだ。
「土鍋本体は無事じゃねぇか心配すんな。ドラゴンボールは後で探しに行くとして、なんで土鍋のフタが割れたんだ?」
そう尋ねると、とつ先生は「土鍋のフタに降り掛かった悲劇」を語り始めた。
オリーブオイルと踊り
とつ先生は「香るレモンとオリーブオイルの鍋つゆ」を使った鍋を作ろうとしていた。
先日「賞味期限切れ専門店」に行った時に、この鍋つゆが1200円から68円の特売になっていたのをとつ先生は購入したのだ。
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とても美味しく大満足でした、うどんと相性良し
初めて見る鍋つゆで料理をするとつ先生は上機嫌だった。
最近踊りにハマっている「とつ先生」の体は自然に揺れ始める。
私がギターを弾き、とつ先生がそれに合わせて踊る
この頃はそんな平和な毎日が続いていた。
そんなとつ先生は、料理をしながら大好きな踊りの練習を始めたのであった。
僕の体が、ゆらゆらと揺れている。
お鍋のフタにオリーブオイルを少しこぼしたけど気にはしない。
具材たっぷりの鍋
フタも嬉しそうにカタカタと揺れ始めた。
僕の右手は菜箸を持っている
空いた左手で鍋のフタを持ち上げよう。
わっ、少しこぼれたオリーブオイルのせいで
持ち手の部分がヌルヌルする
僕は鍋のフタを持ち上げる手に力を込める
「アチチッ」鍋のふたが意外に熱い
思わず手を離しフタを落とす
土鍋のフタは割れるんだなぁ とつを
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とつ先生直筆の色紙
これが土鍋の蓋が割れた、悲しき経緯である。
土鍋に火をかけるとフタも熱くなることは誰にも予想出来なかったであろう。
そう、誰も責めれれないのだ・・・。
濡れた箸と落ちた箸
とつ先生は名誉挽回しようと、皆のお箸をピカピカに洗っていた。
濡れている箸を私の服になすりつけて水気を取り、せっせとテーブルの上に並べていく。
「さぁ、鍋パーティーの始まりだ!!」
とつ先生は皆に声をかける前に、やっぱり自分の皿に急いで肉を入れている。
「よし、私も食べよう」
あれ?私の箸がない?
自分の箸がない事に気付き周りを見渡す。
とつ先生が何故か私の箸を勝手に使い、大はしゃぎで肉を嬉しそうに食べている。
机の下をそっと覗くと・・・
とつ先生の箸は、2本とも椅子の下に転げ落ちていたのでした。
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「とつ先生」心の声
教訓
自分の箸が見当たらないからといって、人の箸を勝手に使うのはやめましょう。(実話)