待望のタクティクスオウガリボーンが発売されたので、Nintendo Switchでプレイしてみました。
待望のリメイク作品
『オウガバトルサーガ』の第二作目『タクティクスオウガ』のPSP向けリメイク版『タクティクスオウガ 運命の輪』をベースにしたリメイク作品です。
対応機種はNintendo Switch™/PlayStation®5/PlayStation®4/Steam®です。
キャラクターのフルボイス
ストーリーの中でキャラクターのセリフは全てフルボイスです。ボイスがついたことにより、ゲームの世界に引き込まれ、各キャラクターを更に楽しめます。
キャラクターメイク
タクティクスオウガでは守護精霊からの質問の回答によって主人公の初期パラメーターが決定していましたが、リボーンではタロットカードの質問の回答によって主人公の初期パラメーターが決定します。
守護精霊も風神ハーネラ・炎神ゾショネル・大地神バーサ・水神グルーザに加え、氷神リューネラム・雷神ネッサローも増え、6体の守護精霊から選ぶようになりました。
戦闘
戦闘もタクティクスオウガに比べて大幅に変更されています。
戦闘に参加できるユニットの数が最大12体(ステージによって最大数が異なる)になっており、出撃準備中に偵察というコマンドが増え、戦闘するステージに出てくる敵の位置がわかるようになりました(一部、偵察の出来ないステージもあります)。敵の位置がわかることにより、こちらの陣形も組みやすくなりました。
戦闘画面のユニットの頭上に簡易HPが表示できたり、WTが画面下に表示されたりと色々な情報が画面に表示されているため、戦闘に必要な情報が一目でわかります。
移動決定後でもキャンセルが可能に。移動後に攻撃が届かなかった時など移動先を変えられるので戦闘がやりやすくなりました。
戦闘中の最大の楽しみである説得が仲間ユニットの誰でも可能に。タクティクスオウガでは主人公しかできなかった説得ですが、仲間ユニットも敵を説得できるようになりました。仲間のユニットのクラス(職業)によって説得できるユニット系統が違いますが、誰でも説得できるようになりました。
落ちているカードも豊富になりました。青いカードは拾った戦闘時のみ強化してくれるカードで、攻撃力やクリティカルを強化してくれます。赤いカードは拾ったカードの効果を消してしまいます。緑のカードは基礎パラメーターを上げてくれます(戦闘終了後も上がったまま)。拾うカードを見極めることにより、戦闘に余裕を持つことができるでしょう。
『運命の輪 C.H.A.R.I.O.T.』システムの追加。C.H.A.R.I.O.T.を発動することでこの戦闘の記録を呼び出し、任意のターンまでさかのぼってプレイをやり直すことができます。やり直す前のプレイとやり直し後のプレイは別々に記録が保存されるので比較したり間違った行動をしてしまった時に便利です(ステージごとにやり直しできる回数が決まっているので気をつけましょう)。
ユニット
クラスチェンジには転職証が必要に。タクティクスオウガではアラインメント(L・N・C)によってクラスチェンジできるものが違いましたが、リボーンでは転職証を持っていれば誰でも(一部特殊クラスは特定のキャラしか就けない)好きなものにクラスチェンジ可能に。
レベルの上がり方も大幅に変更されています。タクティクスオウガでは個々のユニットが行動することにより経験値がたまっていき、レベルも上がっていってましたが、リボーンでは戦闘終了時に生き残ったユニットに獲得した経験値が分配(レベルの低いユニットに多く経験値が入る)されるようになりました。また、ユニットだけではなく、ユニオン(軍)にもレベルがあります。ユニオンレベルはステージ攻略を進めることで上がります。ユニットのレベルはユニオンレベルを超えて上げることはできないので『タクティクスオウガ』の時のように先に高いレベルまで上げて戦闘に臨むことはできなくなってしまいました。
演習でユニットのレベル上げを。タクティクスオウガではトレーニングという項目でしたが、リボーンでは演習という項目になりました。演習は敵ユニットが用意されているので戦闘と同じように戦うことができます。演習なので自軍ユニットが戦闘不能になっても戦死扱いにはなりません。経験値のみが獲得できるので、ユニットのレベル上げや戦略を試すのに活用できます。
感想
『タクティクスオウガ 運命の輪』をベースにしているので、運命の輪をプレイしたことがある方なら理解している部分もあると思いますが、『タクティクスオウガ』しかプレイしたことのない私には同じタクティクスオウガでありながらも、新しいゲームをしているような感覚で楽しめました。
まだ少ししかプレイしていませんが、ストーリーを進めていくのが楽しみです。