今日は東久留米市の落合川を散歩していきました。
秋の訪れを感じる中、落合川で発見出来たものを「とつ先生」と一緒に紹介したいと思います。
「とつ先生」は私が散歩に行くときには、いつもそっとバッグに潜り込んでくるのです。
コムラサキ
とつ「美味しそうな実がなっている!」
D「それは『コムラサキ』の実ですね。」
とつ「小さくて可愛い実だね。食べられるのかい?」
D「毒はないようなので食べられます。しかし。食用に栽培されているわけではないので実の可食部はほとんどありません。」
とつ「野鳥たちの食べ物になりそうだ。」
D「そうですね。野鳥たちは食べますね。とつ先生も食べてみますか?」
とつ「今度挑戦してみよう。」
※食べられるとして紹介しましたが、アレルギーなど、体質に合わない方もいらっしゃるかもしれません。食べる方は自己責任でお願いします。
食用に採取する場合は、汚れなどの心配がない場所で採取することをおすすめします。
メリケンガヤツリ
とつ「何だ、これは。」
D「それは『メリケンガヤツリ』ですね。水辺によく生えている植物です。」
とつ「水辺のあちこちに生えているね。」
D「そうですね。繁殖力が非常に強く、他の種を駆逐してしまう恐れもある植物です。」
とつ「増え過ぎるのも困ってしまうものだね。」
D「そうですね。」
トンボ
とつ「トンボがとまっているよ」
D「そうですね。落合川には沢山の植物や生物がいますね。」
とつ「うむ。」
カンナ
とつ「大きな葉だなあ。これで私の布団が作れそうだ。」
D「そうですね。それは『カンナ』といいます。」
とつ「高さもあるね。」
D「大きいものだと高さは2mになるものもあります。葉の大きさも50cm程になるものもあります。」
とつ「私の何倍だろう。」
D「園芸品種のカンナは『ハナカンナ』と総称して呼ばれています。草丈の高いものから草丈の低いものまであります。低いものですと40cmほどのようです。他にも葉の模様が違ったり、花びらの色や模様の違うものがあり、園芸品種は1000種ほどあるといわれています。」
とつ「園芸品種だけでそんなにあるとは驚きである。食べることもできるのかね?」
D「『食用カンナ』という種類のものは文字通り、食用として栽培されていますので食べられます。根茎が食用になり食用カンナは根茎が太く大きいです。食用でない品種も食べられるようですが、根茎はあまり大きくないようです。」
とつ「根っこを食べるのか。」
※食べられるとして紹介しましたが、アレルギーなど、体質に合わない方もいらっしゃるかもしれません。食べる方は自己責任でお願いします。
食用に採取する場合は、汚れなどの心配がない場所で採取することをおすすめします。
ゴンズイ
とつ「これは・・・・花なのか?実なのか?」
D「それは『ゴンズイ』ですね。赤く割れているのが実で、黒いのは種です。」
とつ「黒いのが実かと思ったぞ。ゴンズイ・・・・同じ名前の魚もいた気がするよ。」
D「はい。魚にもいますね。名前の由来は諸説ありますが、毒を持っていて食べられないので役に立たないと言われる魚のゴンズイ同様、薪にしか役に立たないので同じゴンズイになった説や、ミカン科の植物の『ゴシュユ』に似ていることからという説などがあります。」
とつ「そうなのか。」
D「ちなみに木材は独特の匂いがします。新芽や若菜は普段はあまり食べられていませんが、食べられるそうです。」
※食べられるとして紹介しましたが、アレルギーなど、体質に合わない方もいらっしゃるかもしれません。食べる方は自己責任でお願いします。
食用に採取する場合は、汚れなどの心配がない場所で採取することをおすすめします。
バナナ
とつ「これは、まさか・・・・・バナナの木!?」
D「そうですね。これは『バナナ』ですね。実は木に思われがちですが、幹のように見える部分は茎なんですよ。茎は柔らかい葉が重なり合ってできています。ですので、『バナナの草』という表現が正しいそうです。」
とつ「な、なんと!!木ではなかったのか!」
D「バナナは一生に一度しか実を実らせません。ですので、一度実がなったものは切り倒されてしまうんです。」
とつ「なんですと!?」
D「地中に埋まっている茎が新しく新芽として出てくるので新たなバナナが出てきます。」
とつ「なるほど!それにしても大きな葉だなあ。」
D「バナナの葉は料理を包んだり、料理の器として活用されていますよ。」
とつ「私の家もこの葉で作れそうだ。」
アカツメクサ
とつ「赤いシロツメグサだ!」
D「『ムラサキツメクサ』ですね。赤いので『アカツメクサ』とも呼ばれています。」
とつ「なんと!」
D「花や葉は天ぷらや炒め物などにして食べられます。外国では『レッドクローバーティー』というハーブティーとして飲まれているそうです。」
とつ「一度食べてみたいですぞ。」
D「デンマークの国花でもあるんです。」
とつ「凄いなあ!」
※食べられるとして紹介しましたが、アレルギーなど、体質に合わない方もいらっしゃるかもしれません。食べる方は自己責任でお願いします。
食用に採取する場合は、汚れなどの心配がない場所で採取することをおすすめします。
メマツヨイグサ
とつ「この花は・・・・『メマツヨイグサ』ではないか!」
D「はい。そうです。六仙公園にも咲いていましたね。」
参考アザラシの秋散歩。東久留米市六仙公園編1
柔らかい日差しに秋風も心地良いある日。 とつ先生(アザラシ?)は管理人Dと共に公園に行くことにしました。 今回は東京都東久留米市六仙公園の秋に咲く植物を紹介します。 目次 タケニグサ ヨウシュヤマゴボウ エノコログサ ブタナ メマツヨイグサ ススキ ヒガンバナ フジ キンモクセイとギンモクセイ コナラとクヌギ ヘクソカズラ ツユクサ ザクロ ムカゴ タケニグサ D「こ、 ...
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とつ「覚えているよ。これは・・・メマツヨイグサの実かな?」
D「はい。今はまだ緑色ですが、熟すと淡褐色になり先端が四裂して中の種が飛び散ります。」
とつ「ツノのように上に向かっていて面白い!」
D「メマツヨイグサに似た花で『オオマツヨイグサ』や『マツヨイグサ』がありますが、メマツヨイグサの数が近年増えています。」
水生公園
とつ先生は落合川沿いにある水生公園に辿り着きました。
とつ「池だ!!」
D「ここにはカワセミやアオサギなど色々な野鳥がやって来るんです!」
とつ「今日は来ていないから残念だね。」
D「また今度、見に来ましょう!」
ジュズダマの実
とつ「これは・・・・何の実だろう?」
D「それは『ジュズダマ』の実です。」
とつ「ジュズダマの実か。小さい頃、実を取って遊んだ覚えがあるよ。」
D「昔はこの実を繋いで数珠(じゅず)の玉にしていたので、ジュズダマという名前になったそうです。」
とつ「ほほう。なるほど。まさかジュズダマは食べられないよね・・・?」
D「ジュズダマの食用に品種改良されたものは『ハトムギ』なんですよ。」
とつ「ハトムギ!?ジュズダマはハトムギだったのか!!」
D「外の殻の部分は食べられませんが、殻の中の実は食べることができます。」
とつ「食べてみたいなあ」
D「まだ、実が緑色ですのでもう少し待った方が良いかと思います。熟すと灰色や黒色っぽくなります。」
とつ「そうなのか。また今度来よう!」
※食べられるとして紹介しましたが、アレルギーなど、体質に合わない方もいらっしゃるかもしれません。食べる方は自己責任でお願いします。
食用に採取する場合は、汚れなどの心配がない場所で採取することをおすすめします。
ヤブラン
とつ「可愛らしい小さい花だぞ。」
D「それは『ヤブラン』ですね。」
とつ「ヤブランか。ランとつくから蘭の仲間かな?」
D「残念ながらランの仲間ではありません。薮に生えて、ランの葉に似ていた事からヤブランという名前になったと言われています。」
とつ「そうなのか・・・。ランの仲間じゃないのにヤブランか。」
D「根は食べられます。実も食べられるそうです。」
とつ「そうか。一体どんな実ができるんだろう。」
D「黒い実ができますよ。」
とつ「黒い実が出来る頃にまた来よう!」
D「食べるんですか?野鳥も食べるそうなので、野鳥に食べられる前に来ないといけませんね。」
とつ「野鳥と競争だな!」
※食べられるとして紹介しましたが、アレルギーなど、体質に合わない方もいらっしゃるかもしれません。食べる方は自己責任でお願いします。
食用に採取する場合は、汚れなどの心配がない場所で採取することをおすすめします。
コムラサキとシロミノコムラサキ
とつ「こ、これは・・・・コムラサキではないか!」
D「そうですね。ここにもコムラサキがありますね。」
とつ「おや、白い実のコムラサキもあるぞ!」
D「白い実の方は『シロノミコムラサキ』と言います。コムラサキの仲間です。」
とつ「白い実だからシロノミコムラサキなのか・・・。」
D「コムラサキは薄紫色の花が咲きます。シロノミコムラサキは白色の花を咲かせます。」
とつ「花の色と実の色が一緒なんだね。面白い!」
D「そうですね。シロノミコムラサキもコムラサキ同様、食べられるそうですが、可食部も少なく、おすすめはしません。」
とつ「うむ。」
※食べられるとして紹介しましたが、アレルギーなど、体質に合わない方もいらっしゃるかもしれません。食べる方は自己責任でお願いします。
食用に採取する場合は、汚れなどの心配がない場所で採取することをおすすめします。
落合川
とつ「鴨がいるぞ!」
D「そうですね。とつ先生は泳がないのですか?」
とつ「君は可愛い私が流されてしまってもいいのかね?」
とつ「こんなところに看板が!?」
D「この看板は落合川に住んでいる魚と見られる野鳥たちが紹介されている看板ですね。」
とつ「ほほう。落合川にはこんなにたくさんの生き物がいるのか。凄いぞ!」
D「とつ先生、何をしていらっしゃるんですか?」
とつ「私も落合川に住んでいる生き物たちの仲間になろうかと思ってな!はっはっはっ!」
D「そうですか。落ちないように気をつけて下さいね。落ちても助けられませんよ。」
とつ「何を言っているんだい。私が落ちるわけないだろう。腕が突っかかっているから大丈夫だよ。ただし、絶対に押すでないぞ。押すなよ!!!」
おまけ たんぽぽ
とつ「フワフワである。布団にしたら気持ちよさそうだ。」
D「『タンポポ』の綿毛ですね。」
とつ「タンポポは食べられると聞いたことがあるのだが、本当に食べられるのかね?」
D「はい。タンポポは花、葉、茎、根の全てが食べることができます。」
とつ「タンポポ万能、タンポポ万能。しかし、タンポポを摘むと茎から白い液体が出てくるが、あれは毒ではないのかね?」
D「はい。あれは乳液というもので毒ではありません。乳液にはゴムの成分が含まれていて、虫たちから食べられないようにする役割をしています。」
とつ「乳液にはそんな役割があったんだね。知らなかったよ。」
※食べられるとして紹介しましたが、アレルギーなど、体質に合わない方もいらっしゃるかもしれません。食べる方は自己責任でお願いします。
食用に採取する場合は、汚れなどの心配がない場所で採取することをおすすめします。